琴など日本伝統の楽器に触れる邦楽ワークショップが16日、全校児童を対象に開かれました。
平成28年度の文化庁「文化芸術による子どもの育成事業」により、邦楽グループ「玉手箱」の皆さんを講師にお招きしました。琴、尺八、三味線の3種類の和楽器に実際に触れ、演奏してみる体験を行いました
まずは楽器の紹介です。琴は長さが180センチほどもあり、世界の弦楽器の中で、最も強く弦を張る楽器だそうです。指につけた爪で弦をはじいて、音を出します。
続いて三味線。琉球諸島で馴染み深い三線(サンシン)が、本土に伝わり、大阪で改良を加えられたものだそうです。似ているようで、様々な違いがありました!
最後に尺八の紹介です。竹の根本に近い部分を使って笛にしてあります。「今日、音が出た人は、おうちで自慢していいよ!」と先生がおっしゃるほど、音を出すのが難しい楽器だそうです!
さて、いよいよワークショップ1・2年、3・4年、5・6年の3グループに分かれ、それぞれの楽器を順番に体験しました。
まずは1・2年生の様子をご紹介~
尺八…音を出せる子が何人かいて、先生方を驚かせていました!
指に爪をつけて弦をはじくのが、手の小さい低学年生には難しかったようです
意外と大きい三味線…小さい身体で一生懸命に抱え、音を出していました!
続いて3・4年生の様子は、というと…
琴は、意外なほど様になっていました!初めての挑戦でも、なんとか「さくら」の曲の一部を弾くことができましたよ~
三味線は、総合的な学習の時間で三線を習っているだけあって、堂に入ったもの。いまにも「べべん♪」と歌い出しそうなくらい、様になった子も
やっぱり難しいのが尺八!一生懸命に吹きすぎて、「くらくらしちゃった」なんていう子もいました~
5・6年生はいかがでしょうか…
三味線は、さすがにしっかりと弾ける人が多いようでした!シマの三線とバチは違いますが、基本はとっても似ていますね~
尺八は、しっかりした音を安定して出せている子が何人もいてビックリでした!立派な尺八奏者に見えてきます
琴は「難しい」と感想をもらす人が多かったようです でも、秋の本公演では5・6年生がみんなの代表で「さくら」を披露する予定 楽譜を見て何度も何度も練習しましょうね
ほとんどの児童が、実際に間近で見るのも触れてみるのも初めてだった和楽器。日本伝統の音楽を支えてきた美しい音色に、心いやされたワークショップでした!
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