3~6年生 地域ジュニア福祉体験教室
3年生以上の児童を対象にした「地域ジュニア福祉体験教室」が25日あり、県福祉課の職員の方が
来校されたのは、県社会福祉協議会の県介護実習・普及センター推進員や、泊町社会福祉協議会の職員の方々です。
冒頭の講話では、高齢であったり病気や怪我などのため、あるいは生まれながらの障がいによって身体が不自由になったとしても、すべての人が「ふつうに」「くらせる」「しあわせ」を受けるためには、周囲や社会全体の「思いやりの心」が一番大切だと話されました。
続いて、高齢による身体の変化を体験できる装具を実際に身につけてみました。
両手、両足の関節部分には、曲げにくくなるサポーターを、手首足首に重りをつけます。また、腰の曲がった姿勢を保持する装具や、お年寄りに多い白内障の症状を再現したゴーグルを装着。
ペットボトルの水をコップに注ぐ、箸で豆をつかむといった些細な動作が、とっても難しくなることを実体験。
最後はヘルパー役の友だちと一緒に、校内の階段を上り下りしてみました。「前が見えない」「足が重い」「苦しい」…いろいろな声が聞こえます。
次に、要介助者とヘルパーを交代して体験です。
元気な自分たちからすると、本当に簡単なことですが、お年寄りにとっては大変なことなんだということが分かったでしょうか?
自分のおじいさん、おばあさんも、もしかしたらこんな風に、日々の暮らしで不自由を感じているかもしれませんね。
あるいは、いつか自分の親や兄妹、自分自身も、そうした立場になったり、または介助をする立場になったりするかもしれません。
同じ社会に生きる一人として、近くにいる人に思いやりの心をもって行動できる人になりたいですね。
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