「浮いて待て」忘れないで!着衣水泳訓練
万一の水難事故に備える着衣水泳訓練が18日、学校プールでありました。低・中・高学年に分かれて行い、海や川に投げ出された場合の対処を学びました。
着衣水泳は毎年、海のレジャーが本格化する今の時期に実施しています。夏休み中に安心して海や川で遊ぶためには、万一の場合を考えた水難事故防止訓練が大切です。
訓練は5校時に1・2年生と3・4年生、6校時に5・6年生を対象に行いました。小プールで実施した1・2年生は、プールとは違って、海は波もありおぼれやすいことなどを確認してから入水。
大きなペットボトルを抱いて、浮くことができるようになるまで練習しました。仰向けに水面に浮くことが怖くて、なかなか勇気の出ない子もいましたが、回数を重ねて上達した子が多かったようです。
3・4年生も、長袖・長ズボンを着けたまま泳ぐことが大変であることを確認。まずは自分の体だけで浮いてみる練習をしました。体に緊張があり、なかなか浮くコツがつかめない児童が多いようでした。
ペットボトルを持って浮いてみると、ほとんどの児童が上手に浮くことができました。
5・6年生は、国内の水難事故の実態についても教えてもらいました。年間で約1000人もの方々が水難事故で命を落としているそうです。
自分ではコツがつかめず、上手に浮き続けられない児童も、先生が手助けしてくれることで、みるみる安定した「浮いて待て」ができるようになりました。
いよいよ始まる夏休み。沖永良部島で一件も水難事故が起きないよう、まずは「大人がいない時に海や川などで遊ばない」「海水浴場以外では泳がない」などの基本的なルールを守ることが大切。
その上で、自分の身は自分で守るために「浮いて待て」を合い言葉に、事故防止に努めましょう。
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