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2014年12月 4日 (木)

人権週間で「男女共同参画」ワークショップ

県が主催する今年度「子どもたちの男女共同参画学びの広場事業」のワークショップが12月4日、全学年を対象にありました。

Photoこの事業は、自分自身も他者も大切にできる子どもの育成と、子どもたちの人権意識を高めることを目的としています。

今回は、全国で講演活動をされているという髙﨑恵先生が講師として来校され、1・2年生、3・4年生、5・6年生の3グループに分けてワークショップを実施しました。

ワークショップでは、「自分の利き手ではない方の手で自分の名前を書いてみる」「先生から口頭で出される指示に従って、他の人と相談したりのぞき見たりしないで絵を描いてみる」「言葉を使わないグループ分け」などの活動に挑戦しました。

Photo_2数え切れないほど書いてきた自分の名前なのに、利き手じゃないと上手にできません!しまいには、おかしくて笑いだしてしまう子も…。

この活動からは「誰もが初めて挑戦する際には、最初から上手にはできない」こと、だからこそ「初めてのことや慣れないことに挑戦している人や自分自身を否定したりしない」ことを学びました。

「紙の中央に大きな丸を描きます」「紙の白いところには点があります」など、先生が口頭で出す指示だけを頼りに絵を描いてみる活動は、さらに高度です!

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「こんな絵でいいのかなあ」「どんな絵になっていくのかなあ」「他の子の絵が気になるなあ」不安、戸惑い、好奇心…いろいろな思いを抱えながら、真剣に挑戦しました。

Photo_4グループに分かれて互いの絵を鑑賞してみると、同じ指示を一斉に聞いたにもかかわらず、すべてがまったく違う作品に仕上がっていました。

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「この絵は雪だるまに見えるね」「みんな全然違う絵になってる」「自分の絵は下手になっちゃった」など、意見を交換しあいます。

Photo_7最後は、グループごと、または一人ずつ「絵を描いていたときの気持ち」「お互いの絵を見たときの感想」を発表。この活動からは、「人の感じ方や考え方は、性別や年齢にかかわらず、それぞれ違うんだ」「その違いが、それぞれの個性なんだ」ということを学びました。

Photo_8また、言葉を使わないグループ分けの活動からは、多様な表現手段があることを身をもって実感!いろいろな方法で意思伝達できた内城っ子なら、言葉を使わないコミュニケーションをしている障がい者の人々や、日本語を話さない外国の人々とも、自信をもって交流を深められそうですね。

「互いの違いを大切にしあうことこそが人権意識」と髙﨑先生。人権週間の締めくくりに、とても素晴らしい体験ができました。

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