「ダメ!絶対!」薬物乱用防止教室
沖永良部警察署の署員の方を講師に招いた薬物乱用防止教室が6日、5・6年生を対象にありました。薬物の恐ろしさや、決して他人事ではないことを学びました。
講師として沖永良部警察署生活安全刑事課の署員2人が来校されました。教室では、まず薬物乱用防止に関するクイズが出題されました。
Q「たった1回の使用でも、薬物乱用になる?」―答えは、「○」です。
Q「薬物を使用しても、5年くらい経ったら日常生活を送れるようになる」―答えは、「×」。薬物乱用の恐ろしさは、そんなに生半可なものではないのだとか。
Q「平成28年のうち薬物使用で警察に捕まった未成年は200人以上?」―答えは「○」。なんと全国で373人もの未成年者が、薬物使用で検挙されているのだそうです。
覚せい剤、大麻、コカイン、シンナーなど様々な種類がある薬物。その恐ろしさは①依存性②耐性③フラッシュバックの3点に集約されるようです。
一度でも使うと、やめられなくなる「依存性」。繰り返し使用することで薬物に慣れてしまい、使用量や使用回数を増やさないと満足できなくなる「耐性」。そして、喫煙や飲酒などの刺激によって幻覚・妄想が引き起こされる「フラッシュバック」―。
単に大きな健康被害があるだけでなく、窃盗や放火、交通事故、自傷行為など重大な事件・事故を巻き起こす危険も高いという薬物乱用。だからこそ、「1回の使用でも乱用」なのですね。
薬物の恐ろしさを学んだ後、「もし自分が友人などから薬物使用をすすめられたら、どう断るか」をワークシートを使って考えてみました。
友だちから『気分がスッキリするよ』『これを使ったらやせるよ』などと言葉たくみに誘われたら…
内城小5・6年生は「いやだ!」「そんな薬、きらい」「それ薬物だろ。やめろ」と、はっきり断る意思を示してくれました!
そして、もし友人が薬物を使用しているという噂を耳にしたら…「親に言う」「警察に言う」と5・6年生。
そうです。信頼できる周囲の大人や、警察署に相談し、友人を救ってあげなければなりません。
薬物乱用の恐ろしさを正しく知り、自分や大切な人たちの未来を守るため正しく行動できる人になってほしいですね!
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