児童・保護者対象に薬物乱用防止教室
学校薬剤師の先生をお招きした薬物乱用防止教室が19日、体育館を会場にありました。5・6年生のほか保護者、教職員ら約40人が参加し、違法薬物や危険ドラッグの恐ろしさを学びました。
薬物乱用防止教室は、第3回学校保健委員会と抱き合わせで開催。講師として、学校薬剤師の田畑満弓先生をお招きしました。5・6年生14人のほか、保護者や教職員が参加しました。
まずは田畑先生と一緒に、薬物乱用防止普及活動を目的としたDVDを鑑賞。
「薬物乱用は、薬物を使用した本人だけでなく、周囲の人々にも被害が出る」と警鐘をならし、▼脳の働きを破壊する▼人体に大きな悪影響が出る▼非常に強い依存性があり、依存症から脱したとしてもフラッシュバックと呼ばれる被害が一生涯続く―といった恐ろしい実態について学びました。
また、近年では、一見したところドラッグには見えない危険ドラッグが蔓延しているとして、「たった一回が命取り、自分の未来が奪われる」「たとえ合法的な薬物であっても、本来の目的以外の使い方をすれば薬物と同じ。社会全体に悪影響が出る」と、薬物や危険ドラッグに誘われても「断固とした態度で断る」ことの大切さを説いていました。
田畑先生は、「お薬は基本的に、人体にとっては異物。できれば薬に頼らず、自分が持っている免疫力で治していった方が身体は強くなる」「いま島では薬物は身近にないかもしれないが、島を出ると、普通に(薬物を)売っている店がある。まず、そうしたものに誘われないようにして」など、自衛意識を持つよう呼びかけました。
講話後は、参加者からの質疑もあり、特に保護者が高い関心を示したようでした。
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