作家の長崎さんと交流!ワークショップ楽しかった♪
東京出身で沖永良部島在住の児童文学作家、長崎夏海さんを招いた交流会が10日あり、子どもたちや保護者が長崎さんの著作をモチーフにしたワークショップに参加しました
長崎さんはエラブに移住して9年ほど。中高生向けの『クリオネのしっぽ』が第30回坪田譲治文学賞を受賞するなど、大活躍しておられます!エラブが舞台の物語も、たくさん書いてらっしゃいますよ~
内城小とのワークショップは平成24年度から始まり、今回は3回目の開催。少女の心の成長を描いた著作『ポケットタイガー』をモチーフに、自分の内面を見つめて言葉で表現する試みを体験しました。
↑学校にもある『ポケットタイガー』。自分だけにしか見えないヒミツの友だち=ポケットタイガーに、いつも勇気づけてもらっている小学生ありさの物語。1年生から読めるお話です!
↑『ポケットタイガー』は長いお話なので、同じようなテーマの絵本『アルド わたしだけのひみつのともだち』を紹介。長崎さん自ら読み聞かせをしてくれました。
さあ、今度はいよいよ子どもたちの出番。①あまり人に見せたくない、ポケットにいれてしまっておきたいような気持ちはなに?②そんな気持ちになったとき、いつもの自分はどうしているの?…という2つの質問に対して、簡単な表現で短冊に言葉を書いていってもらいました。
子どもたちも…
お母さんたちも、じっくり考えます!
短冊に書けたら、パネルに貼っていきます。どんな言葉が出てくるのかな~。
長崎さんと一緒に、できたパネルを見てみました。
①ポケットに入れておきたい気持ちについては…「うるさい」「つかれた」「ムカッ」「めんどくさい」「やりたくない」などなど、普段は言いたくても言えない気持ちがどんどんあふれてきています!
②そんな気持ちになったとき、ふだんの自分はどうしているか…についは、「しゃべらない」「弟や妹にやつあたり」「がまんする」「リフレッシュ」「さぼってねる」など、こちらも多様な言葉が並んでいます。
それでは、もしも自分にしか見えないポケットタイガーみたいなものがいるとしたら…どんなときに、どんな風に応援してほしいかな!?これは、ポケットの形をしたカードに記入していきます。
「いっしょにあそんでくれるねこ」「学校にのせていってくれるペガサス」「悲しいときにきてくれるドラゴン」…みんなの想像力が大きな翼を広げ、多様な「応援団」を描き出していました。
今回は、自分のネガティブな感情と向き合った子どもたち。ふだん、なかなか言えない気持ちを表に出したからか、子どもたちの表情はどこかスッキリしています!
きみだけのポケットタイガー…きみだけのヒミツの友だちは、きっと心の中にいつでもいて、きみのことを応援してくれているよ!
子どもたちと中身の濃い時間を共有してくださった長崎さん、ありがとうございました!また来年も、楽しいワークショップを開きましょう♪
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